対人恐怖症に何年も何年も悩んで苦しんだ僕が1日で克服、いや20分でできてしまったと聞いたら驚くだろうか。でもこれは事実だ。原因もよく分からず、ただ反射的に、ただ生理的に人との接触を拒否していた僕の身体と精神。対人恐怖症というのは人生を壊す病気。壊すというよりも、構築できないといったほうがいいかもしれない。普通の人なら作れたであろう人間関係、人との絆、友情、恋愛。これらが最初から作ることを許されない病気だ。だから、もしかすると本当のつらさというのは知らないのかもしれない、幸か不幸か・・・。だって、持っていたものを失うのならその苦しみは分かる。でも最初から何も持っていなかったら、想像でしかその得られたであろう幸せを計ることはできない。
いや想像以上のことができないからこそ苦しみだ。想像力というのは無限だ。だから対人恐怖症は治さなければならない。人生を作るためにも。